空車1G,乗車1G 

数年前の全日本ロードレース筑波選手権でスズキ系某チーム3代目K現監督と ホンダの大御所
Oさん と雑談しているときに 空車1G 乗車1G の話になった時のこと。
自分       「kさん(スズキ系現監督) 乗車1G とか採ってる?」
kさん       「何で止まってるもの測るの? 重要なのは走ってるときの高さでしょ」
自分       「そぉーだよねー(かなり大きな声で)」
Oさん       「ただの目安だよ きちんと測っても意味ないよ。」
自分       「だぁよぉねぇーーーー」

空車1G 乗車1G取るとはバネレート合ってることが大前提 合ってなかったらまったくの無駄。
サスセッテイングやっていて ちょっといじればすぐに1Gなんか変わってしまうものなのだ。
1Gを重視しすぎて1G を一定の位にしようとしすぎると走行中の高さ(走行1G)が
変化してしまいなんのためにセッティングをしてるのか分からなくなってしまう。
乗車1Gなんて純正のサスペンションからリプレースのショックに変えたときに
まあこの辺からスタートするか,位のものだ。減衰力ちょっと違えばば走行1Gなんて
簡単に上下してしまう。
大事なのは走行1Gとリバウンドストロークの関係です。

この間も 某雑誌の企画 (自分とは関係ない企画) で担当者N君が
 CB110 のリアーサスペンションをリプレースのショックに変えた時に 
ショック長、バネレート、プリロード 乗車1G 純正と同じくセットしたのに走行中の
リヤーの高さか高くなってしまった。結局小澤さんが1G測るの意味がないといってたのが
分かりましたと報告があった。
昔から1Gを測ることがサスセッティングの第一歩みたいに言われているし 書かれているが 
自分でサスセッティングを経験してみれば重要なのは 走行1G (走行中の高さ)
だと言うことが分かるはずです。
空車1G、乗車1Gを測る とは、昔に はやった(セッテイング用語の流行語) 言葉です。