空車1G,乗車1G その2

何の為にサスセッティングをするのか? まずはよく考えてみよう。
プリロードアジャスターとは 走行しているときの乗り心地(ごつごつせず かつ ふわふわしない)と
走行中のアクセルON,OFF時のピッチングモーションを決定するものだ。
奥の奥、フルボトム付近の調整はバネレートおよび油面調整(フロントフォークの場合)になる。
けして空車1G,乗車1Gを決めるものではない。床の間に飾っておくバイクなら 有 だろうが
オートバイとは 走って何ぼ のものである。
乗り心地、ピッチングモーションが決まったときに前後の走行中の高さの ずれ が生じたときには
フロントフォークの突き出し量や ショックの車高調整で補正する。
空車1G,乗車1Gなんかは常識的な範囲に入っていればそれでいい。初心者の目安ぐらいは使えるかな。

まずは自分のバイクのショックのグラフを書けるようにしよう。
ひとつのグラフに バネレート、プリロード、スプリングセット長 リバウンドアジャスター 
LOWコンプ油面、バルブのシムの配列による減衰力が書けるようになると
いろんな事が見えてくる。(最初は分かるとこだけでもいい)
慣れてくるとどんな状況の時にはどこの部分を使っているか分かれば
不具合な所だけ変更することが出来るようになる。

つづく