LEAVE EGO HERE

LEAVE  EGO HERE 日本語に直すと イーゴウをここに置け   イーゴウとはうぬぼれ 

イーゴウは捨てろ、でないと多くの問題を生む原因となり、多すぎるほどのドアを開けられなくなる。
自分は知りません、ということを学ぶべきだ

この言葉はアメリカで戦闘訓練学校のポウル ハウ という人の言葉です。

今まで自分はほぼ独学でいろんなことを調べ、実験し、研究してきた。
疑問に思ったことを原理、構造、理論に基ずき結論を出してきた。
今この歳になって初めて師匠と呼びたい人たちに出会った。(たぶん迷惑だろうが)
数年前から夕食を食べに行く間柄になったのだが この人たちと比べると自分はまだまだ
ヒヨッコでバイク工学の入り口にやっとついたと言う位の差を感じた。

この人たちは某研究所の人たちで(もうすぐ定年 歳の差約10歳)自分が疑問に思ったことを
いとも簡単に 分かりやすく答えてくれる。
「オートバイとは自立して立っていられない 立っていられないものは
構造 原理 理論 がしっかりしてないと走らせることは出来ない。」と言っていた、
ショックアブソーバーの進化の仕方、フレームの進化、材質構造による しなり 乗り味 重心位置
ねじれポイントなど いくらでも出てくる。まさにオートバイの生き字引である。

エンジン加工の話の中で自分が模索してやっといい加工方法を編み出したと思ったことを
「昔よくやったなー」の一言は正直落ち込んだものだ。

いろんなオートバイ雑誌が出ているが、
へたなライターや国際A級ライダーに聞くよりもこの人たちに
解説してもらった方が確実だし分かりやすく教えられると思う。
いまだにテレビで言うと真空管時代の話をまだ唱えてる記事も見るし(今はトランジスタ)
構造、原理、理論 で言うとつじつまが合わないこともいっぱい書いてある。
活字になって本になると間違ったことや古い考えのものでも読む人たちにとっては事実になってしまうものだ。
書いている本人たちは真実を書いているつもりだろうが時代時代で考え方も変わっていくものだ。

20年前のグリップ力のタイヤなど今の時代は売ってないし、20年前のスリックより現代の
ツーリングタイヤのほうがグリップするんだと。
GP500時代のバイク 重量130Kg 馬力 200Ps以上の菅生サーキットのラップタームより
現代のST600のほうがラップタイム早いんだよ。少し考えればなぜだか分かるよね。

サーキットのセッテイングでは ごまかしセッテイングが通用するけど街中では通用しないと言ってたことも印象的だった。

バイク業界の人たち(自分も含めて)もっと勉強しよう 

そして     LEAVE  EGO  HERE

10年後少しでも 師匠たちに 近ずけるように。